3,000文字のハードルが高すぎる件

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ブログ記事の3,000文字ってどれくらいのボリューム?

ブログ記事の3,000文字ってどれくらいのボリュームなのか、どれくらい時間がかかるのかをお伝えする前に、これまで折に触れて記事作成の重要性をお伝えしてきました。

もちろんその目的はSEO対策です。

何かしらの情報を求めている人に対し、有益な情報を提供しているサイトが上位表示されるべきで、それを実現しているのがGoogleのアルゴリズムです。

掲載されている情報が有益かどうかをAIが判断する時代に突入したんだなと驚きを隠せない部分がありつつ、今の技術、蓄積された膨大なデータを持ってすればAIにその管理、処理を任せることは当たり前のようにできるんでしょうね。

記事は3,000文字程度は書いた方が良い、と一般的に言われています。
簡単に記載できるような内容であれば無理に長い文章にする必要はありませんが、何かしらの課題に対する回答(課題や疑問の解消)を発信する場合、概ね3,000文字程度にはなるだろう、ということが理由の1つとして挙げられるようです。

もちろん文字が多ければ良いということではありません。

今までに記事を書いたことがない方にとって、ブログの3,000文字がどの程度のボリュームなのかは想像するのも難しいかも知れませんね。
400字詰め原稿用紙に例えると、7.5枚分です。

学生の頃に私たちを苦しめた読書感想文は小学校1、2年生で800文字(原稿用紙2枚)以内、3年生以降は1,200文字(原稿用紙3枚)以内、中高生は2,000文字(原稿用紙5枚)以内だそうです。

嫌な例えで3,000文字のハードルが余計に高くなってしまいましたね(笑)

定期的に記事を書かれている人でしたら、最初に記事の構成を考えて、大見出しや小見出しを決めて、つらつらと書いていたら到達する文字数ですので、そんなに意識しなくてもそれくらいにはなるだろう、という感覚かもしれません。

しかし、入門者にとっては少々厳しい文字数になるかと思います。

どうやったら3,000文字なんて書けるんだろう。他の人の記事を読んでると自分も書ける気になるんだけど、実際書いてみると全然進まない・・・そんな気持ちも分かります。

YouTuberで例えてみると

ところで、YouTuberっていう仕事があるのはご存じでしょうか?
と、質問していて申し訳ないのですが、この記事を読んでいる方でYouTubeを知らない方はいないでしょうね。

今回は記事の文字数をテーマにしていますので、記事の文字数とYouTubeを並べて考えていきましょう。

みなさんが普段、と言うか毎日のように視聴しているYouTubeは平均して何分くらいのものが多いですか?

もちろん配信者によって違いますが、その昔、YouTubeの広告が付くのは10分以上の動画というルールがあったとかなかったとか。そのため10分以上の動画にするためどうやって尺を伸ばすかを発信しているチャンネルもあり、「好きなことをして生きていく」YouTuberもなかなか大変だなと思った記憶があります。
そんな私の記憶から、YouTubeでの動画配信は10分を目安に作られているのかなと思います。

YouTubeの10分と記事の3,000文字は共通する部分がある?

YouTube(動画配信)の10分と記事作成の3,000文字は、ある意味似たような部分があると思います。

要は1つのストーリーの中で訪問者、視聴者の欲求をどう満たしていくかの目安になるものです。

さて、みなさんならYouTubeの10分と記事の3,000文字ならどちらが簡単そうに思いますか?

動画なら風景などをテロップも入れずに流していけば10分に到達しますが、そんな動画見たいと思いますか?

記事に例えると、空白は文字数にカウントされないため。「・・・・・」が永遠続くようなイメージです。これはもはや読み物ではありませんねw

動画でしたら旅行記のようなVLOGで、その空気感を味わえるような動画でしたらそれもアリかも知れません。でも、そのような趣旨の動画ではなかったら視聴する側に苦痛を与える可能性がありますよね。
私なら途中で別のチャンネルにします。

恐らくYouTuberも同じだと思いますが、何かをやり始めた頃は10分の動画制作はハードルが高かったはずです。

最初は5分にも満たない動画制作から始め、それを繰り返し制作し続けることで全体のストーリーの構成が上手になったり、シーンの切り替え、テロップの入れ方や効果音、BGMの入れ方を学んでいくはずです。

要は昨日の自分の作品を超える作品を作り、自身のスタイルが確立していく中で、次第に意図せず尺の長い動画が制作できるようになっていくものだと思います。

記事も同じことが言えます。

繰り返し習得することに勝るものはありません。

最初から文字数を気にしていたら、1文字も書けなくなってしまいます。さらに言えば、書きたいこと、発信したいことがあるのに、文字数を稼ぐためにはどうしたら良いのだろうと、一体何が目的で記事を作成するのか分からなくなってしまいます。

そこから出来上がった記事は当初の目的を達成することがなく、単なる文字の羅列になります。

それでは訪問者に何の感動も与えませんし、何の共感を与えることもできません。

プロ野球で活躍するピッチャーも、最初は2メートルくらいのキャッチボールからスタートしたはずです。それが5メートル、10メートル投げられるようになり、いつしか速い球を投げ、カーブやスライダーを扱うことができるようになります。

「ブロガー」という職業

またまた質問です。

ブロガー、という職種があるのはご存じでしょうか?

簡単に言うと、「ブログを書く人」ですが、どうやって生計を立てているのかピンと来ないかも知れませんね。

収入を得る方法としては、アフィリエイトでの広告収入やGoogleアドセンスの広告収入、訪問者が多いブロガーでしたら本の出版もできますし、ブログライターとして記事を書くことによる報酬があります。

一言で言うと「記事を書くプロフェッショナル」です。

ブロガーと100記事

ブログを書くことについて調べると、「100記事」というのを目にします。

要はブログからの収入を得たいなら100記事書きなさい、というものです。

100記事の作成には賛否両論あるようですが、個人的に100記事作成の意見には賛成です。実際に100記事を書くかどうかは別にして、それを達成する頃には記事を書くことが習慣になっているでしょうし、初めの頃に書いた記事よりも質は向上していると思います。そして、質の向上は訪問者の満足度向上に直結します。
実際に、とあるブロガーは100記事を書いて、アクセス数がどう変化したのかをグラフにしたのかを示していたりします。

するとほとんどの場合、100記事の手前あたりで訪問者数が急増します。(私調べw)

それがGoogleからの評価を全面的に受けたものなのか、訪問者が訪問者を呼んだ結果なのかはさて置き、それくらいの記事数があればそれに見合った結果が伴うことに繋がるものと思われます。

その中で当然のように文字数も増えています。

今でこそ有名なブロガーも、最初は1,000文字書くのが苦痛だった、ほぼ1日仕事のようだったと述懐していたりします。

大事なのは記事を書いてみること。そして続けていくこと。

やってみなければ分からないこともありますし、続けないと分からないこともあります。

まとめ

と、つらつらと書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。

今回の記事は3,000文字をテーマにお送りしてきましたw

挿絵も入れず、見出しも入れない状態で3,000文字がどれくらいのボリュームかを体感して頂ければと思いました。

ちなみにこの記事の作成時間は2時間くらいです。

仕事をしながらの作成のため、実際の時間は分かりませんw

何度も書きますが、重要なのは文字の長さやそのスピードではありません。

ブロガーのように自分の収入に直結する方なら話は別ですが、会社での仕事の1つとして記事作成があるのでしたら、まずは質の向上を念頭に置いて書き進めるべきです。

なぜなら、訪問者は長文を読みに訪問しているのではなく、知りたいことがあって訪問しているのですから。

3,000文字がどれくらいのボリュームなのか、とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、今回の記事は3,453文字です。

ご参考になる部分があれば幸いです。

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この記事を書いた人

大学を卒業し、地方銀行へ入行。その後、都市銀行の業務に携わり、広告代理店、大手総合ITベンダー、最大手人材派遣会社、東証1部企業のコンサルタント事業部、IT企業、貿易会社、カフェの経営等を経て今に至る。知財検定の資格も持ちながら危険物取扱者、電気工事士の資格も取得する、キャラ崩壊おじさん。最近の生きがいは愛犬との公園デート。

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